30代からの文系人間のPython入門

30代からの文系人間のPython入門

昨今のAI分野の発展からpythonへの需要が高まっています。
そこで文系だけど・・・プログラミングの経験はないけど・・・
それでもpythonのことを学びたい、または興味がある方も多いのではないでしょうか。

そこで体育大学出身で30代からIT分野を学び始めた筆者が
同じような方向けにpythonについて下記の順序で記述していきます。

  1. Pythonとは何か?
  2. 今なぜPythonなのか?

1.Pythonとは何か?

  • pythonとはプログラミング言語のひとつです。

    プログラミングとは何かといえばコンピューターを動かす命令と考えればいいでしょう。
    コンピューターが理解できるのは「機械語」と言われる0と1のみの数字になります。
    しかし人間が0と1で命令を記述するのは不可能なのです。
    そこで人間でも記述できるようにしたのがプログラミング言語になります。
  • Pythonはインタプリタ方式

    上記の図にあるようにPythonをはじめとするプログラミング言語は機械語プログラムに変換する必要があります。
    この変換のことを専門用語でコンパイルといいます。
    しかしPythonはコンパイルする必要性はありません。
    それはとインタプリタ呼ばれる実行エンジンを搭載しているためです。
    このエンジンはPythonプログラムを1行ずつ変換しながら実行してくれます。

    メリットはPythonプログラムを書き直してもコンパイルする必要がないという点です。
    デメリットは実行速度がややコンパイルする場合に比べて遅いという点でしょうか。
    しかしPythonプログラムもコンパイルすることは可能です。
    容量の大きなPythonプログラムを書いた場合は速度を速めるためにコンパイルしても良いのかもしれません。
  • Pythonはオブジェクト指向言語である。

    プログラムというのは命令とデータの集合体なのです。
    命令は「関数」でデータは「変数」で表します。

    大規模なプログラミングになると数万個の関数と変数が必要になります。
    数万個の関数、変数を利用すると非常に把握するのが困難になります。
    そこで関係のある関数と変数をクラスと呼ばれるグループ化します。
    クラスに所属する関数と変数をメンバーといいます。

    Pythonのようなオブジェクト指向言語には自由に利用できる数多くのクラスがあります。
    ※このようなクラスをライブラリとかモジュールと呼びます。
     Pythonの世界ではモジュールという呼び名が一般的です。
    オブジェクト指向については別途解説したいと思います。

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2.今なぜPythonなのか?

現在かなりPythonはブームになりつつあると感じています。
私のように地方に住んでいても感じますね。

理由は単純で機械学習に必要な統計学の分野で役立つライブラリが非常に豊富だからです。
※機械学習は言葉とおり、機械が学習する、つまり大量のデータを機械に学習させてそれを基に未知の問に対して予測をさせることをいいます。
機械学習を踏まえたものをAIと呼ぶべきと筆者は考えています。

このようなライブラリを自由に利用できるため、一から開発する必要はありません。
オブジェクト指向言語のメリットですね。

有効的に活用するためにも基本文法や統計学を学ぶ必要があります。
次回からは基本文法の解説をしていきます。
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