30代の未経験からのIT業界へ転職②～今後編～
- fukutaku
- 2020年4月12日
３．今後のIT業界
前回記事の続きになります。
前回記事では未経験、学生時代も体育会系からIT業界に転職した身として
これから同様の転職を考えている方に注意点や入社後の苦労をお話しました。
今回はIT業界の未来を私なりに考えてみました。
- 今後IT業界で衰退するだろう分野
- 今後IT業界で伸びるだろう分野
今後IT業界で衰退するだろう分野
まず伸びない分野を述べたいと思います。
それはハード系ですね。
ハードとはパソコンやサーバ、ルーター、ハブなどのIT機器をここでは言っています。
読者様のオフィスにも写真のような機械がごちゃごちゃしている部屋ってあると思います。
このようなハード機器を作っているメーカーさん、販売店は将来大きく伸びることはないんじゃないかなあという私の見解です。
それはなぜか？
クラウド化が進みさらには通信回線が超高速になるからです。
クラウドは皆さんご存じでしょうか。
データを自分のパソコンでなく外部に保存したり、
様々なサービスもネットワーク経由で利用する事を意味します。
クラウドにデータを保存してあれば家からでも、ネットカフェからでも
データ編集が可能です。
yahooメールやGメールもクラウドサービスになります。
これは自分のパソコンにメールデータがあるわけではないのです。
その他身近なところはAmazon primeですね。月額500円で映画見放題の
サービスでいつの間にかプライム会員になっているというやつです。笑
数年前はこのような動画をクラウドなんて考えられなかったんです。
なぜなら回線が非常に遅い。ダウンロードにめちゃくちゃ時間がかかる。
だけど今は技術進化で高速になっています。
なのでデータが遠い場所(クラウド)にあっても問題なく通信できます。
さらには５Gの登場で更に超高速が実現される予定です。
ですので自前でサーバ調達する必要性ってほぼなくなると考えらます。
輪をかけるようにコロナウイルスで在宅勤務が促進されております。
多くの人がネットワーク経由でのやり取りが増えます。
ネットワーツールの利用スキルも当然あがります。
仮にコロナがおさまったとしても、以前から東京への一極集中の危険性
が言われていました。
環境も整っているのでこのまま在宅勤務を続ける企業も出てくるはずです。
そうなるとオフィスにサーバがある必要は尚更なくなります。
今後IT業界で伸びるだろう分野
さて、伸びる分野はなんでしょう？
求められる人材を以下ににあげてみました。
- ITコンサルティング
- AI、RPA等の自動化ツールのエンジニア
- 動画編集者
ITコンサルティング
私が思うITコンサル者はIT化が進んでいない企業に対して
使えそうな最新テクノロジーの導入を的確に提案し、その企業のために
思いやりの心をもって提案できる人です。
働き方改革や在宅勤務促進でIT化をせざるを得ません。
非常に幅の広いスキルが必要で、かつ高いコミュニケーション力が要求される職種です。
上記を満たす人間は少なく、引く手あまたのようです。
AI、RPA等の自動化ツールのエンジニア
RPAは各企業で導入が進んでいます。
しかしながら完璧に使いこなしている企業は少ないようです。
RPAエンジニアはあちらこちらで引っ張りあいのようです。
RPAについては私が以前から取り組んでおります。
下記をご覧ください。
AIについても開発技術者は少ないようです。
汎用系AIというのはまだありません。
データをとってとにかくぶっこめば正確に未来予測できるものでは
ありません。
利用したい領域によって独自に改修する必要があります。
そのようなエンジニアはまだまだ不足しています。
動画編集者
５Gが導入されればネット上では更に動画が進むでしょう。
YouTubeでの広告収入はかなりあるようで、
今後一気に企業が参入する可能性があります。
既に芸能人が参入しています。
そうなると動画編集者の需要も高くなっていきます。
それでは30代、40代の未経験IT転職希望の方にお伝えしたい事を下記にまとめました。
- ITといっても分野が様々であるため、分野をしぼる必要がある
- AI,RPA,動画編集、ITコンサル等は特にあつい
- 教育能力が低いため習おうという意識より独学するという気持ちが重要
- 未経験者でもある程度寛容な企業は必ずある
